135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(栃木県) :2008/09/14(日) 00:09:10.77 ID:FJTwDI0P0
全国には、いろいろな心霊スポットと呼ばれる場所がありますね。
~で~をしたら呪われる、といった話も様々です。
トンネルの中で電気を消して、クラクションを3回鳴らすと…とか、
コックリさんの途中で指を離すと…とか。
今回私がお話しするのは、そういった類の話で、
否応なく『呪い』というものの存在を思い知らされた話です。
夏も終わりかけたある日、私たち2人は地元で噂の心霊スポットに出かけました。
そこは現在も人が住んでいる、一見して何の変哲もない12階建てのマンションでした。
そこの屋上には、以前に飛び降り自殺した男の霊がいると言われていました。
そして、そのマンションの屋上から1階までジャンプしたら呪い殺される・・とも。
私も友達も霊の存在は信じていませんでした。
案の定、友達は言いました。
「呪いなんてねーよ。一緒にジャンプしようぜ」
いつもなら二つ返事でオッケーするものの、その日は嫌な予感がしました。
今にして思えば、それがシックスセンスというものだったのかもしれません。
僕が返事に戸惑っていると、友達は、
「チッ、ヘタレが!今から呪いなんてないってところ、見せてやるよ!」
そう言うやいなや、屋上から飛んで見せました。
僕は身を乗り出して上から見守っていましたが、友達が地面に着地した瞬間、
脳みそや内臓が飛び出て、ただの赤い塊になっていました。
私は、やはり呪いというものは存在するんだ、遊び半分で霊を呼び出してはいけないんだと、
いつまでも子猫のように小刻みに震えていました。
すると、「破ぁ!!」と大きな声が聞こえた。
下を見ると、潰れてぐちゃぐちゃになった筈の友人が、打ち身だけで助かってるではないか!
「やれやれ、ヒーリングってのは、慣れてないぶん力を使うな……
おい、屋上のやつら、早く救急車を呼べ!」
寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。
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