後味の悪い話 『母がピエロになっていた』 - 洒落怖本舗

後味の悪い話 『母がピエロになっていた』

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556 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/@\(^o^)/:2014/08/29(金) 13:30:01.92 ID:tiajhK5R0.net
伊集院のラジオの空脳ってコーナーで気持ち悪いのがあった。
七月三十日の放送のヤツなんだけど。

幼少期、母が僕(投稿者)を自転車の後ろに乗せて保育園に送っていた頃の話。
月に2・3回、母がピエロになっていた。
朝食時はいつもの母なのだが、僕が食べ終わって先に外で待っていると、ごくたまに母がピエロになって出てくる。
髪型服装はいつもの母だが顔は白塗りで、星やダイヤのマークが描かれており、非常に恐ろしかった。
僕は昔からピエロが大の苦手で、レストランのピエロのキャラクターや遊園地のピエロを見かけただけで泣き喚くほどだった。
ピエロ母はいかにもいつもの母のように振る舞う。
なので僕は子供心に「ピエロメイクの事を尋ねたら、絶対に良いことが起きない」と思い、そのことに触れることは無かった。
通園中は母の顔を見るのが嫌で、ずっと下を向いて後ろを歩き、気がつくと保育園に着いているという流れだった。
一体何がきっかけで母がピエロになるのか分からず、子供ながらに憂鬱だったのを覚えている。
そんなこともあり母の事が凄く嫌いだった。
しかし、成長するにつれ母がピエロになる回数は減っていき、年長組になる頃にはピエロになる事はなくなった。

先日21歳になり、その事をこっそり父に話すと、
「バカ言え、あの頃送り迎えをしていたのは無職だった俺だぞ?」と言われる。
話によると、僕が保育園生だった頃父は無職で毎日送り迎えをしていて、
母は朝から晩まで派遣社員として働いており、一緒に朝食を食べる事など無かったという。
しかし僕はあの頃の事を鮮明に覚えており、記憶違いでは無いと思っている。
ちなみにこの事はまだ母には言っていない。

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