848 :コピペ :03/02/15 18:57
私は樹海で一生忘れられない不思議な体験をしました。
それは何年も前の夏、まだ私が短大生だった頃、同じ短大に通う友達4人で樹海に行った時の話です。
突然、友達が樹海にきもだめしに行こうと言い出し、私と他のみんなは面白そうだったので軽い気持ちでOKし、
それで私たち4人は、車に乗って樹海に行くことになりました。
樹海に着いた頃、辺りはすっかり暗くなってて、樹海に入るのをためらったけど、
せっかく来たんで、私たちは車を道端に停めて、持ってきた懐中電灯を手に持ち、樹海の中へ入ることにしました。
入ってみてビックリ。森の中が思った以上にゴツゴツしてて、なかなか前へ進めなかったんです。
40m位進んだところでギブアップ。
友達も戻ろうと言い出し、みんなで戻ろうかと話をした時、
突然どこからともなく、お坊さんの御経を読む声が聞こえてきたのです。
なんだか怖くなった私たちは、急いで来た道を戻ろうとした時、今度は岩陰で首を吊ってる女の人を発見してしまい、
もうみんなパニック状態になり、無我夢中で道路に走って出ました。
やっとの思いで道路に着いた私たちは、すぐに警察に電話しました。
それから警察を待つことになったのですが、一人いないことに気づいたんです。
樹海に行こうと言い出したM子がいないんです。
M子はまだ樹海の中に・・・そう思った私たちは、
怖くて中に入れなかったので、大きな声でM子の名前を叫んだのですが、M子からの返事はありませんでした。
音が聞こえた場所から道路は(車が通るとき)かすかに見えたので、迷ったとは考えられず、
怪我でもしたのかな?などと考えてるうちに警察の人が来てくれて、事情を話して、
とりあえず、私たちが入ったルートを警察の人と行くことにしました。
女の人の死体は見つかったのですが、M子がみつかりません。
それから警察の人がたくさん来てくれて、M子を一緒に探してくれました。
849 :コピペ :03/02/15 18:57
しばらくすると、警察官の人が私に妙なことを質問してきました。
「あれ、今行方不明なのは“F本M子”さんだよね?」
そう質問された私は「そうです」と返事をしたら、ある免許証をみせられました。
それは、まぎれもないM子のでした。
M子が見つかった、そう私が思った瞬間、警察官が信じられない事を口にしました。
「この免許証、君たちが見つけた首を吊った女性の物なんだよね」
・・・ウソだ。
私は信じられなかったので、亡くなった女の人を友達と一緒に見てみることに・・・そしたらM子でした。
私たちは呆然となり、しばし無言の時が流れました。
私たちは警察の人に、M子は同じ短大の生徒だと言ったのですが信じてもらえず、
結局、虚言として片付けられ、そのうえ説教までされて、家に帰らされました。
地元に着いた私たちは早速、学校で撮った写真を見てみることにしました。
そしたらどの写真にも、M子の姿はありませんでした。いつも一緒にいたはずなのに・・・
手帳を見ても駄目で、他の友達に聞いても誰もM子を知る者はいませんでした。
あの記憶はなんだったんだろう・・・
私たち3人はもう、ただ途方にくれるしかありませんでした。
しかし、どうしても納得いかなかった私たちは、
それから一ヵ月後、免許証に記載してあったM子の実家に行くことを決意しました
850 :コピペ :03/02/15 19:00
M子の家に着いた私たちは、そうそうとM子の家のチャイムを鳴らしました。
するとM子の母親が出てきて、今までの事情を話し、家の中に入れてもらうことになりました。
もう、M子のお葬式はすませてあり、灰になったM子がそこに居ました。
それで母親と話しているうちに意外な事実がわかり、私たちは驚きました。
幼い頃から幼稚園の先生になりたかったM子は、
幼稚園の教諭資格が取れる私たちが今通っている短大に、その年の春から入学が決定してたらしいのですが、
家庭の事情で入学を断念せざるを得なくなり、
しかたなく働くことになったM子は、不幸にも会社では上司にいじめられ、
長年付き合っていた彼氏に突然の別れを突きつけられ、
夢と心の支えを失い、M子は酷く落ち込み、自ら命を絶ってしまったそうです。
それを聞いた私たちは、ひょっとしたら友達になっていたかもしれないM子の位牌を前に、
私たちは悲しくなり涙が止まりませんでした。
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