2 :1:2000/06/16(金) 21:26
1、友人から聞いた話。
友人が小3の頃、近所に入ってはいけないと言われていた廃工場があったのだが、
ガキの常として当然、入り込んで探検しようという話になった。
中に入ると当然荒れ果てていたのだが、
一部屋、職員の休憩室のような畳の間があり、そこだけほこり一つ無くきれいに片付いており、
ちゃぶ台の上には、今いれたばかりのように湯気のたったお茶と、最中のような茶菓子がいくつか置いてあったそうだ。
バカガキだった彼は、これ幸いとその菓子を食ったうえ、味をしめて何回か出かけたそうだが、
そのたびに人気は無いのに、いれたばかりの茶と菓子は置かれてあったそうだ。
今思えば、不思議でならないと彼は語っている。
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