不可解な体験、謎な話 『コインロッカーの荷物』 - 洒落怖本舗

不可解な体験、謎な話 『コインロッカーの荷物』

スポンサーリンク
スポンサーリンク

289 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/03/09 23:01

訳の解らない事が起こりました。

長文になるが聞いてくれ。

意味の解る人いたら教えてほしい。

1人暮らしのアパートに来客があった。

息を切らせた女性で、室内に入れてくれと言う。

切羽詰った様子の「お願いします」に圧倒されて、部屋に入れてしまった。

水をくれというので、取り合えずソファに座らせて、

何があったのか聞き出そうとしたが、「もう、大丈夫だから」と何も語ろうとしない。

見たところ、ハタチ前後のかなりの美人さん。

そのうちに彼女が、

「おそれいりますが、○○様に(俺の名ね)お願いがあるのですが」と切り出した。

その古風な物言いと、(それまでも感じてはいたのだが)様付けで呼ばれたのが妙に気にかかった。

291 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/03/09 23:03

お願いと言うのは、

JR大阪駅の(地下鉄で15ほどの距離)のコインロッカーの荷物を取ってきてほしい、と言うものだった。

どうしても自分で行くことができないのだと言う。

一緒について行くからと言ってもだめ。

行くことの出来ない理由を聞いても、「ご迷惑が掛かるので話せない」。

この時点で、犯罪がらみか電波系であろうと思い、近くに住む後輩(男です)を呼び出した。

見ず知らずの人間を部屋に置いて出かける気は無いので、後輩に大阪駅まで使いを頼もうと思ったのだ。

ところが彼女が「○○様にお願いしているのです」と、あくまで俺に行くよう要望する。

仕方なく、後輩にそれとなく注意するよう言って、(物取りのような気もしたので)

大阪駅にむかい、荷物を取り出した。

紙の手提げ袋1個であるが、中を改めようとマクドに。(あ、東京ではマックな)

そこへ後輩から携帯電話が入る。

『彼女が目の前で消えた』と、パニック状態であった。

俺が出かけた後、彼女は何も喋らず、無表情もままじっと座ったままだったらしい。

何気に目を離した瞬間に消えたらしい。

透き通って消える瞬間を確かに見たと言う。

まあ、俺は半信半疑なわけだが、

292 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/03/09 23:04

ここからが、本題の不思議なこと。

手元にコインロッカーから引き上げた荷物が残ったわけだが、古い手紙が1枚。

『○○様(俺の名ね)ありがとうございました』で始まり、

日付と智恵子の署名。日付は俺の誕生年月日。(ぞっとしました)

内容は簡単に書くと、『迷惑かけたので荷物はさしあげます』ってな内容。

油まみれの作業服の上下。

穿き古した女性用下着。早い話、染み付きパンティ。

172円入りの財布。100円と50円は旧硬貨。ってか全部昭和30年代のコイン。

以上。

これって何だろうね。

339 :290:04/03/10 22:25

パシリのお礼にショーツもらった290です。

俺も実は、後輩の「消えた」は信じていない。

2時間近く話した相手が人間じゃ無いとは思えない。

不埒な悪行に及ぼうとして逃げられた。あたりが正解かと。

しかしね、人間だとしても、俺としては疑問が残るのよ。

全員グルのいたずら説は、幽霊以上に現実味を感じないしな。

彼女の目的は何だったのか?

アイテムの意味は?

犯罪がらみでは無さそうなので、心配は電波の入った粘着ストーカーの線だな。

誤解があったかも知れないが、

年代を感じさせる物は、エッジが黄変した便箋と、同じく変色しかけたブルーインクで書かれた手紙と硬貨だけで、

作業服、ショーツは今のものだよ。

コインロッカーは1日延滞で通過料取られた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました