後味の悪い話 『子どもの里親探し』 - 洒落怖本舗

後味の悪い話 『子どもの里親探し』

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336 :本当にあった怖い名無し:2006/01/06(金) 18:36:41 ID:nozW0VZL0

人間の子どもの里親探しにも、後味悪い話よく聞くよ。

親戚のお姉さんが福祉施設に勤めてて、子どもが欲しいという人に孤児の斡旋をやってた。

ある時、30代くらいの夫婦が、男の赤ちゃんを欲しがってたそうだ。

お姉さんは何人かの赤ちゃんを見せたが、夫婦はピンとくる子がいなかった様子。

さんざんワガママ言って引き回され(これはお姉さん視点)、

最後には「やっぱり他人の子を育てる自信がなくなったので、やめる」と言われた。

当時、連日の過労の上に、夫婦の態度にキレてしまったお姉さんは、

勝手ばかり言わないで引き取れ、愛情は後から湧く、お宅のためにどれだけ時間取ったと思ってるんだ、

という意味の事を主張し、一人引き取らせた。

だが結局愛情は生まれなかったらしく、何度か奥さんから「戻したい」と連絡が来たが、

お姉さんは叱って受け付けなかった。

そのうち奥さんはノイローゼになり、子どもは気づくと栄養失調で手遅れ。

奥さんは病院入りで、旦那さんも会社での立場が悪くなってしまった。

お姉さんは遅蒔きながら「私のせいだ」とビビり、こっちも心身を病んで、

仕事を辞めて外国に行ってしまい、連絡がとれないという。

やっぱり、他者同士の絆をさらに他者が世話するのって難しいと思った。

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