死ぬ程洒落にならない怖い話 『黒い霧』 - 洒落怖本舗

死ぬ程洒落にならない怖い話 『黒い霧』

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233 :本当にあった怖い名無し:2005/07/02(土) 01:07:25 ID:of40F5e7O

家族で旅行に行った時に、旅館の周りをブラブラ観光していたら、荒れ果てたお地蔵様があった。

別に俺達が掃除する義理もないので、そのままスルーしようとしたら、

四歳の息子が急にゴミ拾いを始めたので、「偉いぞ!」と誉めて、少しして旅館に戻った。

夜、息子が寝た後に奥さんと二人でビールを飲んでいたら、

息子が寝言で「僕イラナイからパパにあげる」と言っていた。

昔だれかに『子供の寝言には話かけたらいけない』と言われたのを思い出して、声はかけずに無視してそのまま寝た。

236 :本当にあった怖い名無し:2005/07/02(土) 01:30:22 ID:of40F5e7O

朝起きて飯を食べているときに息子が、

「昨日夜にお地蔵様がきて目をくれると言っけど、僕はいらないからパパにあげるって言っといた!」と言っていた。

あの寝言はそれかとなっとくした。

チエックアウトをして、帰りの駅に向かうバスを待っていた。

そのうち遠くの方にバスが見えたが、そのバスに黒い霧みたいなのが絡み付いていた。

次のバスまで時間はあったけど、なんか気味悪かったので次に乗ることにした。

239 :本当にあった怖い名無し:2005/07/02(土) 01:42:15 ID:of40F5e7O

そして駅までのバスの中からみたのが、

最初にに乗るはずだったバスが事故にあい、パトカーとかがいっぱい来ている所だった。

そんなもん見たからかなり気分が悪くなり、家についた後も早めに寝たんだけど、

途中目が覚めテレビをみていたら、息子が寝言で「その目は大切にしなさい」と言っていた。

今でもたまに車に黒い霧を見ることがあるのがかなりこわい。

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