死ぬ程洒落にならない怖い話 『無頓着な人間』 - 洒落怖本舗

死ぬ程洒落にならない怖い話 『無頓着な人間』

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762 :本当にあった怖い名無し:2006/12/22(金) 17:15:27 ID:X5q4h9h90

俺って好きなこと以外にはトコトン無頓着な人間なんだ。

どれぐらい無頓着かと言うと、黒糖フークレエにかぶりついて

知らずに張り付いてる紙と一緒に食いちぎり、

(あ、紙はがすの忘れてた)と思うころにはもう飲み込んじまうぐらいなんだ。

店でメシを食って、さて駐車場に止めといた自分の車に乗ろうと思ったら

今までなかったどうみても今ぶつかりましたみたいな激しい跡があるのを見つけた時も

フーンと思って特に気にしないでそのまま今でもほっといてある。(動けばいい)

そんな俺がこないだ幽霊っぽいものを生まれて初めて見た。

布団入っても寝れなかったので、夜中の1時すぎコンビニに歩いていったんだが

ふと上を見上げたら冬空独特の高いところに見える満天の星。(俺は空が好きだ)

ヴォースゲーと思ってたら、電信柱のてっぺんのヨコあたりに白っぽい人間が浮いてた。

浮いてるよなアレ幽霊かなと思いながらそのまま歩いてった。

764 :本当にあった怖い名無し:2006/12/22(金) 17:16:02 ID:X5q4h9h90

でコンビニでヤンジャン立ち読みして、ペプシと肉まん2個買って帰路に着いた。

あの電信柱に差し掛かったので見上げたら、居なかったからフーンと思ってそのまま歩いた。

そしたらその50メートルぐらい先の民家のブロック塀の裏から、白っぽい人間が

ニュー、ニューって伸びたり縮んだりしていた。俺は、(幽霊って始めて見た)などと思っていた。

そこで(死んだ人間にはお供え)と漠然と思った俺は、肉まんをそのブロック塀の下に置いた。

「憎まん」と言って俺は一人でウケてた。寒いけど一人だったからいいや。

で、帰った。

俺は、「今日は不思議な体験をした」と思っていた。

でも家についてふと後ろを振り返ると、その白っぽい人間が後ろについてきていた。

もやもやしてやがったので、「なんだよ。」と言ってみた。

(でも言葉が通じるのかな?)とすぐ思った。

気にせずそのまま家に入ったんだが、自分の部屋の引き戸を開けるとまたそこに居た。

だから俺はちょっとムカついたんだけど、気にしないで座って肉まんを食った。

ペプシも半分ぐらい飲んだ。

そのあと白いのに「寝るから」と言って電気を消し、俺は布団に入った。

で、寝た。

次の日の朝いつもの時間に目が覚めて、俺は会社に行ったんだ。

そのあとは、そいつ見てないな。

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