111 :マグロ ◆EVUITSlO7k :2006/07/22(土) 23:37:35 ID:tdscwTgg0
これは俺の友人(以下I)が幼稚園の時に体験した話。
その日Iは幼稚園の行事で「幼稚園の遠足の定番!」みたいなとこに行った。
バスで現地に行き、Iたちは屋内ホールのようなところで先生から諸注意を受けた。
その時、Iは急激な便意に襲われた。
当時幼稚園児のIは我慢できるはずもなく、先生にトイレまで案内してもらった。
トイレの個室で用をたしていると、「バンバンバン!!」と誰かがドアを強く叩いた。
「だれー?!」とIは訊いたのだが返事はなく、ひたすらドアを叩いてくる。
腹を立てたIは、下の隙間を覗き込んだ。
するとそこには裸足の足があった。
大きさはその当時の自分と同じくらいと言っていたから、相当小さかったのだろう。しかしその足は物凄く白かったと言う。
その瞬間「ドガッ!!」という音がし、今度は白い手がドアの上に指を掛けてきた。
「だれだよ!!おまえぶんなぐるぞ!!」とか、Iは当時から気が強かったらしく何度も言ったらしいが、
手はどんどん壁をつたって迫ってくる。
とっさに下の隙間を見たら、足は背伸びはおろか微動だにしていない。そう、まるで手だけが伸びているように。
そしてついには、白い手の肘から先が完全にこっち側まで来ていた。
Iの恐怖は限界に達したらしく、両耳をおさえ縮こまるような形で叫んだ。
「うああああああああ!!!」
すると先生が飛んできた。
Iは先生に誰かいたかと尋ねたが、トイレの中には誰もおらず、トイレから出て行った人もいなかったそうだ。
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