後味の悪い話 『叶えたい願い』 - 洒落怖本舗

後味の悪い話 『叶えたい願い』

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265 :本当にあった怖い名無し:2005/06/08(水) 14:02:37 ID:wZ9LbVy/0

契約物で思い出した。

昔、ショートショートの広場に載ってたやつ。

親友に裏切られて全財産を無くし、さらに病気をこじらせて死にそうな青年の前に妖精が現れる。

妖精は言う。

「あなたが叶えたい願いを3つ言ってください」

青年は答える。

「友と財産と健康をくれ!」

感激した青年が、続けて言う。

「ありがとう、夢みたいだ。なんて言ったらいいのか…」

妖精が答える。

「いいえ、こちらこそ。アンケートにご協力いただきありがとうございました」

270 :本当にあった怖い名無し:2005/06/08(水) 15:37:43 ID:36B22sIs0

>>265がリアルであったら結構笑えないんだよね。

サークルの後輩で、当時新入生だったAくん。

初めてデートする女の子に何かプレゼントしようと思ったが、何を贈ったら喜ばれるか分からなかったAくんは、

部室にいる女の子に片っ端から、「初デートで女の子って何を貰ったら嬉しいですか?」と質問して回っていた。

アクセサリーがいいとか、花がいいとかワイワイ騒いでいるところに、女子部員のBさんがやってきた。

Bさんはやや人見知りをする人で、みんなの輪に入ることなく、ひとり読書しながら練習時間を待っているような人だった。

そんな事情を知らないAくんは、Bさんにも同じことを尋ねた。

「Bさんは何をプレゼントされたら嬉しいですか?」

Bさんは「えっと・・・何かなあ・・・」と言ったままはっきりとは答えなかった。

練習が終わって、いつもはさっと帰ってしまうBさんが部室に残っていた。

そして、Aくんの所に駆け寄り、顔を真っ赤にしながら、

「わたしは、○○がいいかな・・・。そんなに高いものでなくてもいいよ・・・」

と言うと、そのまま走り去ってしまった。

数日後、Aくんは「彼女、すんごく喜んでくれましたよー」と嬉しそうにみんなに報告していた。

しばらくして、Bさんはサークルをやめてしまった。

Bさんがやめた理由をAくんは未だにわかっていない。

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