不可解な体験、謎な話 『魔法使いの背中』 - 洒落怖本舗

不可解な体験、謎な話 『魔法使いの背中』

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319 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/29 01:29

5歳くらいの頃、父の仕事の都合で田舎に引っ越して、しばらく経ったときのことです。

夜は自分の部屋で一人で寝ていました。

ある晩のことでした。

はくしょん大魔王のようなアラジンのランプのような、ものすごく大きな人が自分の部屋にいました。

そして、「夜の散歩に連れていってあげる」と言うのです。

幼かった私は何の疑問もなく、その人の背中に乗りました。

すると、その人は私を背中に乗せて、隣の部屋で寝ていた父と母の部屋を通り抜けて空を飛んで、

夜の町を見せてくれたのです。

しばらく経って、またその人がでてきました。

夜の町を飛んだあと、今度は空のどんどん上の方まで連れていってくれました。

そして大きな半透明な煙突の様なものの中に入り、それでもどんどん登っていきました。

でも、天井には蓋があって、「この上に行きたい」と言うと、

「まだ若いからこの上に行ってはいけない」と言われ、引き返しました。

夢だと思うんです。

でも、まだ引っ越したばかりで、家の周りしか知らない私が、

この場所にはこんなものがあると、あそこの場所の隣はこれがあるとか、

その町のことを言い当てるので、親はとても不思議だったそうです。

わたしは、魔法使いに連れていってもらったんだと言いましたが、信じて貰えませんでした。

ヘンな話ですみません。

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