ほんのりと怖い話 『見知らぬ親子』 - 洒落怖本舗

ほんのりと怖い話 『見知らぬ親子』

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704 :本当にあった怖い名無し:2013/09/23(月) 13:07:57.56 ID:AhP18+B40

昨日のこと。

息子と公園で遊んでいたら、見たことのない親子(父親と男の子)が来た。

父親はベンチに座って携帯をいじりだし、男の子は一人で砂場やら鉄棒やらで遊びだした。

息子が「ブランコに乗る」と言うので、ブランコで遊んでいたら、

男の子が同じくブランコで遊びだした。(ブランコは2台ある)

しばらくすると、父親が携帯をいじりながら近づき、「おい、そろそろ帰るか?」と言った。

すると男の子が「嫌だ。まだ遊ぶ」と言う。

父親は携帯をいじりながら数分黙っていたが、「そろそろ帰るぞ」と言った。

すると男の子は「帰りたくない」と言う。

そんな会話を至近距離で聞くと、事情を知りたくなるのが世の常だが、相手は見知らぬ親子…

そんなことを思っていると、

男の子が「お母さん怖いから、あの家に帰りたくない」とポツリ…

すると父親が「しょうがないだろ…そこしか帰る場所が無いんだから…」と溜息混じりにポツリ…

隣りでは息子と私が『キョウリュウジャー』のEDテーマを歌いながら陽気にブランコで遊んでいたが、

極至近距離にいる親子を包む空気の重さが半端じゃなかった。

家庭で何が起きたんだ?!と想像すると、ほんのりな時間だった。

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