11 :本当にあった怖い名無し:2009/04/11(土) 19:01:24 ID:DTn1IWCr0
犬の散歩に行った時、子供達が線路に立ち入ろうとしてるのが見えた。
5才くらいの女の子と7才くらいの男の子。
「電車くるから危ないよ」と声をかけると、
男の子が半泣きで「ボールが線路脇の草むらに入っちゃった」と言っていた。
素通りしようかとも思ったけど、その後の子供達の危険行動は容易に想像できたので、
「取りに行ってあげるよ」と声をかけて草むらに入った。
フェンスの下の隙間をくぐり、電車に注意しながら線路脇の草むらに入り、
子供達にどのへんか聞きながらようやくサッカーボールを発見。
さあ戻ろうと腹ばいでフェンスをくぐりつつ草むらから顔だけだした時、女の子が目の前に立っていた。
そして、キャーと奇声をあげつつ、「おじちゃんパンツ見たぁー」と叫び走りまわる。
何事かと出てくる近所の住人達。
遠巻きに立ち止まり注目する散歩中のババア集団。
草むらとフェンスの隙間から腹ばいで上半身だけ出てる俺。
「のぞきー!!エッチー!!変なおじさんー!!」と叫びながら満面の笑顔で走りまわる女の子・・・
その後、おっさん集団に草むらから引きずりだされた俺は、
羽交い絞めにされ、「警察呼んでー!!」と叫ばれ半泣きになったが、
7歳の男の子の必死の説得により解放された。
「おじちゃんは悪くない!!」の悲痛な説得に、何年ぶりに本気で泣いた。
13 :本当にあった怖い名無し:2009/04/11(土) 19:11:35 ID:DTn1IWCr0
あの突き刺すような住人達の視線は恐ろしかった。
ほんの2時間前に体験した実話だ。
17 :本当にあった怖い名無し:2009/04/11(土) 20:57:50 ID:mnkD4/1X0
>>11
男の子が良い子で良かったなぁ…。
>あの突き刺すような住人達の視線は恐ろしかった。
こんな状況で必死に訴えてくれる子なんてなかなか居ないと思う。
18 :本当にあった怖い名無し:2009/04/11(土) 21:20:41 ID:tutdizpBO
普通なら男の子も大人達の剣幕にビビッて固まりそうだもんな。
21 :本当にあった怖い名無し:2009/04/11(土) 23:23:33 ID:DTn1IWCr0
確かに、今になって冷静に考えると、男の子のほんの些細な行動次第で人生終わってたんだな。
その時は男の子は当然の事を言ってくれてるだけ、としか思ってなかった。
7歳くらいで、暴動のようになってる大人集団に、きちんと物事を説明できる子ってなかなかいないよな。
でも遠巻きに観てた連中は、
誤解もとけて犬を連れて歩き出した俺を、いつまでも不審な目で見てやがった。
アパートのベランダから見てる人もいたし、車を徐行させながら見てる野次馬もいた。
騒ぎを見ていた一人一人に釈明もできないし。
正義の味方ヒーローのお兄さんのつもりが、
地域に警戒される少女趣味の変質者おじさんになっちまった。
ボールを取ったあと、「お兄ちゃんてウルトラマン??」て言われるかと思って、
「みんなには秘密だよ」なんてセリフを用意してたのに。
実際に言ってたのは「見てない!!見てないって!!」だもんな・・・
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