百物語 『○○陸軍航空隊の△△さん一行』 - 洒落怖本舗

百物語 『○○陸軍航空隊の△△さん一行』

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87 :魔狂:2001/07/21(土) 22:31

@@@@@ < 029/100 > @@@@@@ かな?

私の友人の女の子で憑依されやすい迷惑者がおりまして・・・今回もその話。

前回の『○○陸軍航空隊の△△さん』一行、成仏したかと思ったら、実はまだ成仏してなかった様です・・・

今回のお相手は霊感全くなしの毒舌系が大好きな私・・・ええ、普通の怪奇談ではすましませんとも。

ある時の飲み会の後の話。

例のごとく例の通り、今日もめでたく(?)憑依されたA子。

話の内容から察すると、Y彦から聞いていた○○陸軍航空隊の△△さん一行の様だ。

こういうのは得意じゃないんだが、仕方がないからお相手しましょう。

『ウウウウ…××大尉はどうした?』

「パンッ!」

いきなり平手打ちをA子にかます。

『貴様!何をする?』

「パンパンッ」

往復で平手打ちをかます。

『貴様、民間人のくせに軍人に…』

ウザイからもう一発平手打ち。

「うるさい!貴っ様ぁ~、皇軍の兵士なら兵士らしくなぜ陛下の御心にそって、直ちに武装解除しない?」

もう気分は邦画の戦争映画で見る古参兵の気分!

新兵いじめはたのしいなぁ・・・

『軍人で無い貴様に言われる筋合いはない』

・・・もう一発平手!

「何ぁ~にたわけた事言ってる、

 戦争終結後は軍人は民間人の管轄下に制御されることに決まったんだ、楯突くなら貴様は軍紀違反だ!」

『誰がそんなこと?』

「大元帥陛下に決まってるだろ、この逆賊!」

『ぎゃっ、逆賊?』

89 :魔狂:2001/07/21(土) 22:32

言っておきます、私、右翼じゃありません。

尚も大日本帝国とか皇軍のあり方とか言って食い下がる相手を徹底的に揶揄し蔑み、罵倒し・・・

論理展開で負けそうになると平手をかまし、平手をかまし、平手をかまし、平手をかまし・・・

ネタが尽きたから言葉で虐めるんじゃなく力に訴え!平手をかまし続け・・・

『貴様っ…アウッ』

「パンッ」

『こんな…イタッ』

「パンッ」

『話を聞けっ!』

「パンッ」

「いやだ!聞く耳もたん「パンッ」「とっとと帰れ!!」「パン、パン、パン、パン、パン、パンッ」

まあ、狐憑きとかはその昔、殴る蹴るの暴行で憑き物を落とすって事やってたから、

あながち対処方法は原始的だけども間違いではないよな・・・

そんなこんなでようやく憑き物が落ち、両頬をはれ上がらせ涙目のA子。

「痛いじゃない!」

私の腹にA子の蹴りが入ったのは言うまでもない・・・

幸いなのは私が鈍いのか、話しに気をとられて忘れていたのか、金縛りを相手が仕掛けてこなかったことだろ。

そう思いながら蹴られた腹をさすったのは5年くらい前の事でした。

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