ほんのりと怖い話 『親の小さな別荘に泊まった』 - 洒落怖本舗

ほんのりと怖い話 『親の小さな別荘に泊まった』

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452 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/07/19(火) 11:46:01.32 ID:k6Wje1Fr0.net

金曜夜~日曜にかけて二泊で友人連れてバイクででかけた。

一泊目は東北のある宿にとまり、二泊目はうちの親のもつ小さな別荘に泊まった。

別荘を買った当初は祖母がいて、祖母のために和室もつくってあって、泊まるときはそこを寝室としていた。

日曜の朝起きたら、隣で寝ているはずの友人がおらず、

キッチンの椅子に座っていて、俺が起きたのがわかると「おい、お前、ここ出るんなら出るって言えよ!!」と涙目で言われた。

寝起きだったこともあり、てっきり虫のことかとおもって、

「虫、はいらんようにしてたんだけど、出たんか?そこにスプレーがあるから・・」と説明をしだしたら、

「違う。幽霊!」と怒られた。

(ちなみに、実際この別荘はめちゃくちゃ虫(蛾)が出るので、

 入らないように窓あけないようにしたり、スプレーも数本常備している)

友人が言うには、夜中に名前を呼ばれたような気がして目を覚ますと体が動かず、

お婆さんが自分の顔に覆いかぶさるくらい近くで「○○・・」と呼びかけていた。

ただ、この○○は自分の名前じゃないので、

「お・俺じゃないです」と必死で伝えて「俺の名前は××です」と伝えたんだが、

無視して何度も「○○・・」「○○・・」と呼びかけていたらしい。

で、この○○というのが俺の兄貴の名前で、実は10年近く前、その友人と知り合う前に既に死んでいる。

海の事故で死んだんだが、ちょうどこの少し前に祖母が入院したりしていたので、

祖母には兄の死を伝えないようにしていて、そのまま祖母が死んだ。

もしかしたらだけど、俺が来た→俺のちょっと年上の奴もきた→兄貴と勘違い、という流れなのかな、とか。

ってことは、婆ちゃん、あの世で兄貴に会えてないのかもしれん、と思うとちょっと哀しくなってしまった。

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