ほんのりと怖い話 『家族でコックリさん』 - 洒落怖本舗

ほんのりと怖い話 『家族でコックリさん』

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23 :本当にあった怖い名無し:2010/05/10(月) 15:58:19 ID:C2iORYtQ0

友人の一家はそろってオカルト好きで、家族でコックリさんをしたりするそうだ。

その友人が言うには、コックリさんというのはそういう名の何かがいるのではなく、

一番手近の霊が呼び出されて、答えてくれる仕組みなんだとか。

そんないい加減なことで質問に答えられるものなのか、と思ったが、

案の定、答えられない場合もあるとのこと。

以下、その例として友人が語ってくれた話。

ある冬の日。

夕飯前に一家全員でコックリさんをしたのだが、

何を尋ねても『しらない』『わからない』、脈絡なく『おかあさん』の繰り返しで要領を得ない。

試しに名前と歳を尋ねてみると、4歳の女の子であることが判明。(名前は忘れてしまった。ごめん)

それ以外のことは何も判らず、とりあえずお帰り頂いたそうな。

ただ、すぐに帰ってくれたわけではなく、

小さい子がぐずるように『おかあさんどこ』『いっしょに』などの言葉を何度か示したという。

その翌日の新聞に、小さくではあるが、

前日のコックリさんと同名の4歳女児が、交通事故で亡くなったという記事が出た。

友人宅からさほど遠くない交差点での事故で。

「そういえば、救急車だかパトカーだかの音が少し聞こえていたかも」とのこと。

偶然かもしれないし、コックリさん自体信憑性がどうなのかわからないが、友人の話を信じるとして、

『いっしょに』はお母さんに対してだったのか、道連れ的な意味だったのか…とちょっと考えてしまった。

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