132 :本当にあった怖い名無し:2006/03/25(土) 23:45:09 ID:8L+anwe10
祖母の話。
まだ終戦後のバラック住まいの頃、生活物資を買いに市へ出かけたんだそうな。
ところどころにバラック小屋が建っているだけの道を歩いていたとき、急にあたりの様子がおかしくなった。
いつのまにか周りは建物がいっぱい建っていて、目の前に巨大な駅があった。
そして駅から白くて煙突もなく、流線型見たことも無い形の汽車が出てきた。
唖然として眺めているうち、気づいたらもとの道にいたそうだ。
後に新幹線が登場したとき、あのとき見たのはあれだったんだ、と思ったそうだ。
月日が流れて、大阪万博があったくらいのとき。
用があって東京に来ていた祖母は、街を歩いていたらしい。
ふとした時につまづいてしまって、頭を上げると街の様子が変わっていた。
人々も変わった格好をしていて、手にトランシーバーくらの妙な機械をもっていた。
わけがわからなくなって、目をつぶって深呼吸をしたあと、もう一度目を開けると元に戻っていたらしい。
結局その妙な機械は、のちの携帯電話だったようだ。
それから祖母は、もう一度だけその時間旅行(?)を体験したらしい。
138 :本当にあった怖い名無し:2006/03/26(日) 01:07:20 ID:JmhS2EQa0
今度は夜に散歩していたとき、どう歩いたのか知らないうちにものすごく広い場所に出たらしい。
そこは巨大な施設のようで、様々なビルのようなものや機械があった。
その中心には様々な機械や装置のようなものから出来た、ものすごく高いタワーがあったらしい。
上は果てしなく天まで伸びていて、一定間隔でライトのようなものがついていた。
それをしばらく見たあと、もと来た道を戻ったが、二度とそんな施設は見つけられなかった。
その話の塔はどうも話の内容からして、軌道エレベーターなのではないかと思う。
勿論、祖母は軌道エレベーターなんて知らない。
今まで見てきたものから考えると、祖母は近未来を見たのだろうか。
それからはタイムスリップはしていないようだが、祖母が見たのは幻覚なのか未来なのかはわからない。
148 :本当にあった怖い名無し:2006/03/26(日) 10:29:48 ID:XrNVIrVPO
>>138その未来?の人は彼女に何か反応した?
151 :本当にあった怖い名無し:2006/03/26(日) 19:26:31 ID:g06VLQjN0
>>138
第二東京タワーかな?
2010年完成予定らしい。
152 :138:2006/03/26(日) 19:59:03 ID:JmhS2EQa0
>>148
人々は祖母に気づかない様子だったそうです。
>>151
塔のてっぺんが見えなかったと言ってましたので、東京タワーは違うと思う。
確か新東京タワーって高さ666メートルだったかな。
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