ほんのりと怖い話 『入院中の作ったプログラム』 - 洒落怖本舗

ほんのりと怖い話 『入院中の作ったプログラム』

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802 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/04/19(火) 12:15:18.40 ID:V/k7DYFh0.net

週刊誌(名は失念)と月刊アスキーでも取り上げられた話だが。

私の従兄弟のお兄さんが東大へ入学。(私は幼稚園児だった)

とても優しいお兄さんで、何でも教えてくれる大好きなお兄さんだった。

当時駒場に丸屋根の大きな学食があり、親族と一緒に(東大見学観光旅行)カレーを食べた。

お兄さんはお腹を急に押さえ出し苦しみ始めた。即入院した。

話によると、数ヶ月前から胃腸の調子が悪かった。

診査・診断が終わり、お兄さんの病気は『胃がん』と知らされた。お兄さんと私には知らされない。

つまりコノ不思議話は初めから終わりまで、数年後にお兄さんの親友から聞いた話だ。

病院のベッドでお兄さんはパソコンをいじっていた。

当時の時代を考えると、8ビットパソコンでインテル8080上CP/Mでパスカルやアセンブラでアプリを作ったのだろう。

お兄さんはがんだと薄々気づいていたようで、

そのパソコンを使い、毎日の食事から処方薬、静脈からの投薬検査値等を入力していた。

お兄さんは母親にこう言った。

「このプログラムには図書館で調べた変数を利用して、自分なりの関数を作ってある」

「生き残れる可能性が在るうちは『alive』と、終末が近づけば『dead』と表示されるんだ」

と得意げに語っていた。

家族が病室に来る度にお兄さんはプログラムを起動。

サマリーのコマンド入力し、毎回『alive』の文字と白いプロンプトが表示されていた。

お兄さんも彼の家族も明るい雰囲気で会話をしていたと言う。

入院してから2ヶ月ちょっと。

お兄さんは急に苦しみ出し、心臓がついて行けずアッサリお無くなりになった。

この話を聞かせてもらった東大生の親友が、当時は高価だった8ビットパソコンを譲り受けた。

彼がアプリを起動させ、サマリーコマンドを実行したら、

『dead』『dead』『dead』『dead』『dead』『dead』『dead』『dead』『dead』、、、、

アプリ制作完了日以降、パソコンの中のプログラム(アプリ/関数)は『dead』を出力していたのだ、、、

これがオカルト的な理由なのか?お兄さんが家族を安心させる為のフェイクを表示していたのか?は、

今では誰も知りようが無い。

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