91 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2017/09/13(水) 00:55:10.42 ID:22jpfhvc0.net
私はいつも指輪をしているのですが、
その時は手が荒れていたのでハンドクリームを塗るために一度指輪を外して、テーブルの上に置いたんです。
そしてクリームを塗り終わって、さぁ指輪をつけようとテーブルを見たら指輪が無くなっていたんです…
ほんの2、3分の間に…間違いなくテーブルの上に置いたのに…。
私は一生懸命探したのですが、私の部屋はとても物が少なく(友達が殺風景な部屋だと言うくらいです)
どこかにあったらすぐに気がつくはずなのに、結局見つからなかったのです。
がっくりしてあきらめた時、ふと昔読んだ絵本を思い出しました。
それは『ある家の床下に小人が住んでいて、住人の持ち物をこっそり盗んでいく』という話だったのですが、
それを思い出した私は「まさか小人が盗んだんじゃないでしょうね(笑)」なんて思って、
冗談で「ふざけんな!! 私の指輪返せ!!」と怒鳴りました(近所の人が聞いたらびっくりしただろうな…)。
すると私の後ろから、
「チリン…」
振り向くと、私の2メートルほど後ろにある襖の前に指輪が落ちていました。
いくらなんでもあんな所に置くはず無いし、
探している時に気付かずに蹴っ飛ばしたにしては、襖に当たるまでの時間差がありえません…。
その時は妙な事もあるもんだと思うだけで終わったのですが、
これ以降「一瞬目を離した隙に持ち物が無くなる」という事が度々起こるようになり、
やはり「怒鳴ったり大声を出すといつの間にか離れた床に落ちている」のです。
この事を弟に話したら大爆笑されました。
が、しばらくしたある日、二人で夕食を食べていた時に突然弟が「姉ちゃんの言った通りだった…」。
私「何が~?」
弟「さっき部屋で美術の作品の仕上げしてたんだけど、さっきまで使ってた青の絵の具が箱に入ってなくて…
探したけど見つからないから…姉ちゃんが言ってた事思い出して、
『盗んだ奴がいたら許さねぇ!』って言ったら、
タンスの前に誰かが転がしたみたいにコロコロって転がってた…」
私「…」
まさか家に小人がいるとは思ってませんが…
ただ単に私達兄弟がうっかり者なだけかもしれません(笑)
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