779 :本当にあった怖い名無し:2010/07/28(水) 15:08:48 ID:fPwGBMQB0
“貰い子殺人”で思い出した。
自分の母親は10人兄弟なんだが、ばあちゃんは1人っ子。
なんで?って聞いた自分に、母親が話してくれた。
ばあちゃんには弟がいた。
でも、弟が生まれる直前に亭主に死なれた母親が、乳飲み子の弟を人に預け、自分は乳母として奉公にでた。
ばあちゃんはそこそこ育ってたんで、別の家に奉公にだされていた。
その、弟を預けた夫婦ってのが、金目当てに赤ん坊を預かっては殺すということをやっていたんだよ。
結構大きな事件だったそうで、その夫婦は死刑になった。
なんで発覚したかっていうと、死亡診断を書いていた医師が、あまり頻繁に赤ん坊が死ぬので不審に思い、
「赤ん坊の様子がおかしい」って亭主が呼びに来た時に、
自分が亭主を病院に引きとめ、その間に警察に踏み込ませたんだと。
踏み込んだ警官が見たものは、水に濡らした薄紙を顔に張りつけられた赤ん坊だったそうだ。
現行犯で逮捕、余罪ぞろぞろ、ばあちゃんの弟も犠牲者の1人だった。
死刑執行前、看守が聞いた。
「自分のやっていることを、恐ろしいと思ったことはなかったのか?」
犯人の亭主のほうが答えた。
1人だけ、5歳くらいの男の子を預かった。
簡単には死なないから、食べ物を与えず飢えさせて、山芋を掘り出した後の穴の所へ連れて行った。
山芋を掘った後の穴って、すごくでかいんだよね。
「この穴の中に、入れ。そしたら、おいしいお饅頭をあげるよ」
その子供は泣き叫んだ。
「お饅頭はいらないから、それだけは許して」
泣き叫んですがりつく子供を、自分は生き埋めにした。
あの時は恐ろしかった。
頼むから母ちゃん、そんな話を小学生に聞かせないでくれ…
792 :本当にあった怖い名無し:2010/07/30(金) 02:58:05 ID:zIJFW58r0
>自分の母親は10人兄弟なんだが、ばあちゃんは1人っ子。
>なんで?って聞いた自分に、母親が話してくれた。
ここがよくわからん
婆ちゃんの兄弟数と母ちゃんの兄弟数にどんな関係があるんだ?
なぜ「なんで?」という疑問が出るんだ?
793 :本当にあった怖い名無し:2010/07/30(金) 13:17:14 ID:CaUIEDsW0
>>792
時代的に一人っ子なんて珍しいからじゃ
794 :本当にあった怖い名無し:2010/07/30(金) 15:37:26 ID:aujIxpeM0
しかし時代的に言えば、二人だけってのもおかしくね?
昔は貴重な労働力でもあるから貧乏人ほどたくさん子供を産んだ。
乳母や奉公って言葉が出るような時代だったら、まあ5人は最低いるよなあ。
>ばあちゃんはそこそこ育ってたんで、別の家に奉公にだされていた。
ここまで弟と年の開きがあるのに、間に誰もいないのが不思議だ。
795 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2010/07/30(金) 16:06:54 ID:/V1Zf21J0
>ここまで弟と年の開きがあるのに、間に誰もいないのが不思議だ。
>>779のばあちゃんの歳はわからないけど、
その事件自体は、戦後の話だったと思うから(記憶違いでなければ…)
出兵する前にばあちゃん、戦後に弟、なら離れていても不思議じゃない。
797 : 本当にあった怖い名無し : 2010/07/30(金) 21:54:22 ID:byaHh7d70
779です。
子供の頃、昔の話を聞くのが大好きでさ、それで時々こういう地雷をふんじゃうことがけっこうあったんですよ。
ばあちゃんは今生きていれば110歳越えています。
終戦時に、ばあちゃんの3男が15歳位で戦死しているから、戦前の話であることは確かです。
とーちゃん・かーちゃん・じーちゃん・父方のじーちゃんばーちゃん、
みんな兄弟は5人以上だったから、何も考えずに“どうして?”って聞いちゃったわけ。
ちなみに、ばあちゃんが奉公にでたのは就学年齢くらいだから、年齢差としてはありうることだと思う。
この話を聞いた暫くあとに、ひいばあちゃんの米寿の祝いがあって、
その時に、ひいばあちゃんが乳母として育てた人が来ていた。
ひいばあちゃんにベッタベタでさ、抱きしめるは頬ずりするわ。
別れ際も、ひいばあちゃんの手を握り締めて、
「長生きしてよ、○○、長生きするんだよ」って、ずーっと言ってるわけ。
『後味が悪い』なんて言葉は知らない年齢だったけど、
なんだか胃のあたりが、ずーんと重くなって、なんともいえない気持ちになりました。
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