57 :魔狂:2001/07/21(土) 22:05
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さて、私の友人の女の子で憑依されやすい迷惑者がおりまして・・・
今回もその話。
変に霊感が強いらしく、飲みに行っては遊びに行ってはといろんな所で憑依されまくってる変な女の子、
仮にA子とでもしておこう。
あまり日常的に起こるもんだから、本人も周りの友人もケロッとして、さして気にもとめておりません。
ここを借りて謝っておきましょう、
昔、某TV局でやった怪奇特番、稲川氏が出ていたやつで、
「照明が割れた」「モニターが突然映らなくなった」ってのが在りましたが、やったのは彼女です・・・霊の仕業じゃありません。
『思わぬ心霊現象?にスタジオ騒然』てなことになってますが・・・
おっちょこちょいというか注意散漫というか、
マイクを照明にぶつけ、モニターのコードに足からませて断線させる、
挙げ句の果てにADと二人で怒られるのが怖くて「黙ってようねぇ・・・」・・・って、良いのかオイ!
てな具合で一応業界人を目指していた時期があり、TV業界関係でアルバイトしてましたが、これもそんな頃の話。
その日も番組の下請けでロケ現場に移動、ドラマかなんかの撮影現場を手伝って夕方帰宅、
郷里から友人が遊びに来ててみんなで飲んだその夜の事・・・案の定また憑依されました。
『ウウウウウ…』
まあ案の定、部屋の空気はどんよりと重く夏だというのに凍えるよう
に体感温度は低下し、『ビシッ…バシッ』っとお約束のラップ音が奏でられれ、
友人一同は「またかよ~」と嫌々ながら相手をすることに。
59 :魔狂:2001/07/21(土) 22:06
『我々は….○○陸軍航空隊の…』
お約束の身の上話によると、○○陸軍航空隊の△△さんが特攻隊に出撃中止命令を届けなきゃいけないなんて言ってます。
なんか漫画の『ファントム無頼』に似たような話があったな・・・
まあ漫画と違うのは、どうにかしてやれるはずもなく、とっととお帰りいただこうということ。
相手をした、やっぱり友人のY彦(男、妻在り、浮気性癖在り)が戦記に詳しく、
淡々と戦争は終結して云々を説明してお帰りいただくことに・・・なるはずだったのだが。
『嘘だ、我々皇軍が無条件降伏など』
ちなみに先の△△さんではありません。入れ替わり立ち替わりいろんな軍人さんが身の上話を語っていってくれます。
『嘘だ!貴様は敵国のスパイだな!!』
それまでおとなしく座って話していたA子がY彦に掴みかかり、Y彦の肩を押さえつける・・・その瞬間、
Y彦は『ドンッ』と金縛り状態に落ち、実に苦しい体制で硬直してしまった。
つまり、掴みかかるA子に肩を押され、跳ね返す様にグッと肩を押し出したその瞬間、
座って前のめりの体勢のまま体が動かなくなってしまった。
本人曰く、実に辛かったらしい。
変に筋肉が引っ張られた状態のまま固定されたもんだから、後で筋肉痛にヒイヒイ言ったと語ってくれた。
動くのはわずかに首だけで体はピクリとも動かない。
その動く首で回りを見渡すと、他の友人達も金縛り状態に陥り動けないでいる。
よく見ると、兵隊か国民服姿の人影が友人達を押さえつける格好で見える。肩越しにも3人ほどの軍人風の姿が見える。
『いいか、皇軍が…云々』
結局、その状態のまま数十分、逆に淡々と軍人の霊に説教される羽目になった。
しゃべるだけしゃべると満足したのかフッと金縛り解け、憑依した霊も帰っていった様だ。
「お前なあ!どっから拾ってきた?」
「たぶん今日のロケ地・・・なんか大戦中は飛行場だった所」
・・・A子がみんなにボコにされたのは言うまでもない。
この話には後日談がありますが、それは別の話で。
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