後味の悪い話 『花が手向けられている電信柱』 - 洒落怖本舗

後味の悪い話 『花が手向けられている電信柱』

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473 :本当にあった怖い名無し:2011/08/21(日) 10:02:45.30 ID:OEOjf2NVO

509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 10:43:07.24 ID:X0ELhxllO
よく通る道に花が手向けられている電信柱があり、
通る度に供えられた花の種類が変わっていたので、
よほど大切な人を亡くしたんだろうなと気になって見ていた。

ある時、その電信柱の前を通ったら、その花が荒らされていた。
次の日通ると、花は綺麗に新しくなっている。
その日の夕方に通ると、また花が荒らされていた。

その後、荒らされる→新しい花→また荒らされる、というのが暫く続いた。

猫や鳥にやられたのかな?と思いつつ通り過ぎていたが、
ある日、偶然にもその花を荒らしている最中の人を発見。
俺はとっさに車を降り、「何してるんですか!」と咎めた。
するとこちらを向いた40~50代位の女性に女性が、「○○ちゃんを返して~」と号泣。
虚をつかれうろたえながら、彼女を宥めつつ話しを聞くと、
彼女は娘さんをここで亡くした。
娘さんは歩いていて、車に突っ込まれた。
運転していた男性もこの電信柱にぶつかった衝撃で亡くなった。
この花は加害者の男性の家族が供えている。
その花を見る度に娘を思い出してしまい、いたたまれなくなって花を荒らすようになってしまった。
といった感じでした。

「もうこんな事はしませんから・・・」
と泣きながらふらふら帰っていく彼女を見て、
やるせない気持ちになり、暫くそこに立ち尽くしてしまいました。

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