351 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/05/16(水) 16:16
うちのダンナは仕事柄、かなり朝早く起きて出勤する。
だいたい5時には一緒に起きて、私は朝ごはんの、ダンナは出勤の支度をする。
眠い目を擦って台所に立ち、ダンナが洗面所で顔を洗っている音が聞こえた。
突然インターホンが鳴って、覗き窓から見てみると、
見た事も無い小学生低学年の男の子が、ランドセルを背負って黄色い学帽かぶって立っていた。
「誰?どうしたの?」って聞くと、その男の子「ママがケガしちゃったから、ばんそうこう頂戴」って言ってきた。
どこの子だろう?って思いながら、台所に戻り救急箱からばんそうこうの箱を取って玄関に。
ドアを開ける前に、「ねぇ、どこの子?」と聞きながらサンダルをつっかけていると、
その子「僕のママ、血がいっぱい出ているの」と言う。
じゃあばんそうこうじゃ間に合わないんじゃない?と思いながら、
「どうやってケガしちゃったの?」と聞くと、
「ママ、血がいっぱい出て動かなくなっちゃったの。早く開けてよ」って。
なんか恐くてヤバい!と思って、
「うちは駄目!どっか他所に行って!」と言うと、
ドアを凄い勢いで蹴った音がして静かになった。
ドキドキしながら覗き窓を覗くと、その男の子が外側の覗き窓の高さまでよじ登って、
反対にこっちを覗いてニヤニヤしてる。
ぞっとして後ろに下がって・・・
と、そこで目が覚めた。心臓がまだドキドキしている。
ダンナが「あれ?また寝ていたの?」と言いながら洗面所から部屋に戻ってきた。
ホッとして起きて、ご飯を作らなくちゃと思って布団を出ようとした時、右手にばんそうこうの箱を持っていた。
あれ?と思っているとダンナが、
「さっきお前、玄関にいてなんか騒いでいたから、どうしたのか聞こうと思ってたんだよ。
なんかドアとか蹴られてたろ?」
って。
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