死ぬ程洒落にならない怖い話 『マイナスドライバー』 - 洒落怖本舗

死ぬ程洒落にならない怖い話 『マイナスドライバー』

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76 :プッシーフット:2000/08/04(金) 00:29

175 :名無しさん:2000/06/15(木) 12:06

そんなに怖くないのですがきいてください。

私がまだ4~5歳の頃の話です。

当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。

まだ小さかったので、母と女湯に入っていました。

或る日のこと、身体を洗った後飽きてしまった私は、湯船の中でプールよろしく遊んでいました。

今迄気付かなかったのですが、

湯船の横から階段状になり、ドアが付いているんですね。(何処もそうなのかも知れません)

私はふとそのドアが気になって、段々を昇りドアの前まで行った。

ドアノブの直下に、大きな鍵穴があるのです。

ワクワクして覗きました。

……向こう側は何かに覆われて見えない。

なんだ、ツマらない。いったん顔をあげました。

何を思ったか、もう一度鍵穴を覗き込んだのです。

ぼんやりとした明かりの中、ボイラーとおぼしき器械が見えました。

おわースゴい。夢中になって覗いていました。

ドアの向こうの気配、それとも何かが知らせてくれたのか、突然、私は目を離し身を引いたのです。

そして次の瞬間、鍵穴からは、マイナスドライバーの先端が狂ったように乱舞していました……。

私は息を呑み、そこを離れ、コワくて母親にさえ話すことが出来ませんでした。

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