ほんのりと怖い話 『トイレを修理するために訪問した』 - 洒落怖本舗

ほんのりと怖い話 『トイレを修理するために訪問した』

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409 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/10/02(日) 10:58:37.39 ID:yE/nM1KH0.net

とあるメーカーの下請け会社で、トイレとかユニットバスとかの修理をしている。

お盆の終わり頃、とある家のトイレを修理するために訪問した。

すぐに修理は出来そうで安心して、トイレドアを開けたまま作業してた。

すると後ろから「裏口も見てください」と声をかけられた。

年配の夫婦だけかと思っていたが、ハタチくらいの女の子がカーキ色のカッパを着てずぶ濡れで立っていた。

しかも片手には食べかけたおにぎり。

「あ、はい。裏口…ッスか?」

娘さんかと思い「雨降ってきたんですね」と言うと、女の子はコク、と頷き2階に上がって行った。

修理が終わり奥さんに「治りました。あの裏口も見てって娘さんに聞きましたけど」と言ったら、

奥さんに「娘?…」と聞き返された。

「はい、カッパ着ておにぎり…」と言いかけて

ふと居間の横の和室を見ると、仏壇横に女の子の遺影がかかっていた。

仏壇には、おにぎりと卵焼きが置かれていた。

結局奥さんと裏口を開けて確認すると、花壇の辺りにブチの猫が倒れていた。

奥さんが旦那さんにその話をすると、「すみません、お盆ですから」とだけ言われた。

昨日数年ぶりにその家に行くと(点検)ブチはその家で飼われていた。

410 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/10/02(日) 11:06:33.66 ID:yE/nM1KH0.net

>>409だけど、外に出てみると雨は降ってなく、道路もカラカラで暑かった。

たぶん自分が見たのは霊なんだろうけど、

よく書かれてる『白い服長い髪に青白いカオ』ではなく、

肩くらいの髪の毛の、頬っぺたの血色がわかるような普通の女の子だった。

遺影の写真より元気そうな感じで、今でも何だか信じられない。

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