死ぬ程洒落にならない怖い話 『僕には机は要らないんだ』 - 洒落怖本舗

死ぬ程洒落にならない怖い話 『僕には机は要らないんだ』

スポンサーリンク
スポンサーリンク

203 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/02/02 05:11

だいぶ前に何かで読んだ、小学校に上がる前の小さな男の子の話です。

その子が通っていた幼稚園で乗り物をテーマに絵を描くことがあり、

子供達はそれぞれ船とか飛行機とか車とか絵を描きました。

だいたい小さい子供の描く絵は、真横からなどの単純なアングルの絵が多いものですが、

その男の子の描いた絵は青いトラックを斜め下から描いた、ちょっと不思議な絵だったそうです。

また、小学校に入学するということで学習机を買ってあげるということになり、お店で好きな机を選ばせようとしたが、

「僕には机は要らないんだ」とちょっと寂しそうに言って選ぼうとせず、

変な事を言う子だと家族も不思議がったそうです。

やがて小学校の入学が近づき、

通学の練習ということで、おじいちゃんに連れられて小学校までの道を散歩することが度々ありました。

その時ランドセルを背負わせようとしましたが、なぜかランドセルを背中ではなく胸のほうに背負う(?)のでした。

おじいちゃんが何度背中に背負うように教えても、「僕はこれでいいんだ」と言って止めようとしなかったそうです。

そして小学校の入学を目前に控えたある日、その男の子はトラック(青かどうかは不明ですが)にはねられて亡くなりました。

棺に入れられたその子の胸の上には、家族によってランドセルが置かれていたそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました