ほんのりと怖い話 『神社でブランコに乗っていた』 - 洒落怖本舗

ほんのりと怖い話 『神社でブランコに乗っていた』

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4 :本当にあった怖い名無し:2013/10/01(火) 11:49:34.29 ID:uJiDoQ8q0

子供の頃、近所の神社で一人でブランコに乗っていた。

夏休みの午後3時くらいで丁度誰もいなかった。

ブランコの後側には大きな木が植えてあって、ブランコの上はその木の枝で覆われていた。

ブランコをこいでいると一瞬強い風が吹いた。

その途端、上からザーッと雨のように滴が落ちてきた。

俺の腕や頭にも落ちてきたが、その水滴は水ではなくて変にネバネバした液体だった。

何か樹液でも落ちてきたのかと思ったが、ブランコの鉄柱や鎖にもその液体はいっぱいついていた。

なんだろうと見ていると、透明だった液体がだんだん白く粉をふくように盛り上がりだして、

羽が生えてきて小さな蛾のようになり、一斉に飛んでいってしまった。

あれはなんだったのか、まったくわからない。

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