死ぬ程洒落にならない怖い話 『ベンチに一人おばさんが座ってた』 - 洒落怖本舗

死ぬ程洒落にならない怖い話 『ベンチに一人おばさんが座ってた』

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898 :本当にあった怖い名無し:2013/09/30(月) 12:07:22.27 ID:NXWzk5BH0

正直ほかの人の心霊現象とか恐怖体験とかと比べればたいしたことないかもしれんが、

生まれてはじめての心霊現象(?)なんだ……

昨日って言うか、時間的に見れば今日あった話なんだ。

自分は飲食業に勤めてて、帰宅時間が午前になることもよくある。

んで昨日は今日が自分が休みであることと、団体客の予約が入ってたから、ちょっと一人残って仕込みをしてた。

んで午前1時半ごろを過ぎたあたりで、さすがに帰ろうと思い帰ったんだ。

んで問題はその帰宅中に起こった。

自分の帰宅路なんだけど、駅の中を通り抜けて帰ると少しだけ近道になるんだけど、

そこのベンチに一人おばさんが座ってたんだ。

50~60歳くらいで、ペットボトルのお茶を飲んでた。

その時点では、普段も一人二人は人が座ってたこともあったからなんとも思わなかったんだ。

でも近くに行くにつれ、おばさんがこっちをガン見してることに気づいた。

しかもペットボトルを口から一切放さない。

とりあえずかかわらないようにしようと足早に目の前を通り過ぎたんだけど、

俺が目の前を通ったあと立ち上がって後ろをついてきた。

内心勘弁してくれって思いながらも、単なる自意識過剰化と思い、歩く速度を落として追い越してもらおうと思った。

でもペースを落としても追い越されない。

しかも後ろのほうからは「ガリッ……ガリッ…」って、なんかを噛む音がする。

そこで、さっきのおばさんがペットボトルを噛みながら後ろからついてきてると思い、

完全に変質者に目をつけられたと思った。

899 :本当にあった怖い名無し:2013/09/30(月) 12:09:53.18 ID:NXWzk5BH0

しばらく進んだ先にコンビニがあるから、そこまでの我慢だと思い、

いつでも走れる準備をしつつペースを一定に保ち歩いた。

んで3分ほど歩いてあと少しでコンビニだってとこで、後ろのおばさんがペースを上げたことに気付いた。

そこで俺は全速力でコンビニに逃げ込んで、これで助かったと思ったら、おばさんまでコンビニの中に入ってきた。

もう警察覚悟したほうがいいかなって思ったらおばさんが一言、

「大丈夫!?なんかされらなかった!?」

……?何を言ってるんだと思ったね。あんたのせいでこっちはビビリまくりだよって感じだった。

んで話を聞くと、俺の後ろにコンビニに入るまでずっと後ろから張り付くように人がいたらしいのよ。

おばさんいわく、駅のそばで迎えを待ってたら、

あなたと後ろから一人、髪の長い白と黒の服?を着た人が歩いてきた。

そばまで来たら何かおかしい。

前のほうの人は後ろをまったく気にかけないし、

後ろの女性?(おばさんがおそらく女と言っていた。服の種類も言っていたが、なんて言ってたかわからなかった) は、

後ろをぴったりとつけて歩いてるうえに、声もかけない。

もしかして変質者につけられてるんじゃないかと思い、後をつけてたらしいんだ。

コンビニの前でペースを上げたのは、俺を引っ張ってコンビニに避難させようとしてたらしい。

でも俺が突然走り出し、後ろの女性はそのまま歩いてく。

とりあえず俺のほうが心配になってコンビニに入ってきたらしい。

900 :本当にあった怖い名無し:2013/09/30(月) 12:10:35.08 ID:NXWzk5BH0

でもおかしいんだよ。

俺、おばさんから後ろつけられてたときチラッと後ろを何回か振り向いてるけど、そんな人絶対にいなかったんだよ。

どうも釈然としないけど、かかわりたくなかったから、

とりあえず大丈夫だということと、お礼を言ったんだ。

そしたらすぐにおばさんは駅のほうに向かって帰ってった。

少し怖かったからコンビニで少し時間をつぶし、早足で家に帰宅したんだ。

んでシャワー浴びてすぐ寝ようって思って服を脱いだら、そこで背筋が凍った。

背中のほうに長い髪の毛ついてんの。ぱっと見て10本はあったと思う。

一人暮らしだから家族もいないし、職場にも髪の長い人はいない。

もちろんおれ自身の髪でもない。

もう気持ち悪くて服を捨ててシャワー浴びた。

朝一のゴミ収集に速攻で捨てきた。そして眠れない。

あの後、おばさんは女性はどっかに歩いていったって言ったけど、

もしかして俺の後ろをまたついてきていて、家までついてきてたらと考えたら眠れなくなってしまった。

誰か助けてくれ…マジで怖いんだ……

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