不可解な体験、謎な話 『B子の体験談』 - 洒落怖本舗

不可解な体験、謎な話 『B子の体験談』

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72 :体験談1:03/08/09 01:39

2年ほど前に、大学の友人達(A子、B子、私)と学校から家に帰った時の話。

A子とB子は仲が良くていつも一緒なんだけど、私も含めた三人で一緒に帰る機会はあんまりないから、

楽しくてハイテンションになって、ずっとしゃべりながら歩いてた。

A子は普段からよくしゃべる子で、明るい子なんだけど、

B子は明るいけど積極的にしゃべる方ではなくて、いつもは話を聞いて、うなずいて笑っている方が多い子。

この日も私とA子の会話にうなずいて笑っていた。

季節は大体この時期で、話の流れは自然と怖い話になっていった。

A子は普段から霊感がある子で、それぞれのリアルな体験談で笑って盛り上がってた。

すると、あんまりしゃべらないB子がふいに、

「私、目の前でトラックにはねられた子供を見たことあるよ」と、嬉しそうな顔をして話しはじめた。

「えー、めっちゃこわい!」

「まじで~」

などと私とA子は盛り上がって、その話に食いついた。

73 :体験談2:03/08/09 01:44

「自転車で車道のわきを走ってたら、目の前に自転車に乗った子供がいてね、なんとなく見てたんだけど、

 次の瞬間、後ろからものすごい勢いでトラックが走ってきて、子供が巻き込まれて首が飛んだの」

そんな話をB子は楽しそうにしゃべった。

「それは怖い、まじで~」

「初めて聞いたよ、そんなB子の話」

A子とB子は高校からの大の仲良しだけど、この時初めて聞いたB子の凄い体験談にA子は多少戸惑っていた。

B子は「ねえ、その首が自分の自転車のかごにはいったら、めっちゃ怖い!」などと冗談を言ったりして、

私達は更に盛り上がり、その後はいつも通り駅で別れて帰った。

翌日、学校前でA子とB子に出会って、

私がすさかず「昨日のB子の話が一番びっくりした~」と言うと、

B子はきょとんとして、何のことかさっぱり分からないという顔をした。

私とA子が一生懸命昨日のことを説明しても、分からないと言うばっかり。

B子は「そんな体験なんてしたことないよ。っていうか、昨日一緒に帰ってないでしょ?」と言った。

嘘にしては未だにそれを真剣に否定しつづけてる。

霊感が強いA子は、それからその話題に触れたがらない。

当時のことを一生懸命思い出してまとめてみました。

不思議でしょうがない。

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