ほんのりと怖い話 『自分の首をしめる』 - 洒落怖本舗

ほんのりと怖い話 『自分の首をしめる』

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946 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/25 21:17

自分の実体験です。

中学生の頃、あるクラスメイト(女子で、Aとします)が突然体育の授業中におかしくなりだした。

Aは、なわとびで自分の首をしめていた。

その場にいた生徒や先生がなわとびをひきはがし、ほっぺたを張り飛ばすと正気に戻った。

その間の記憶はないということだった。

それから1週間の間、Aは1日に何回か手で自分の首をしめた。

授業中突然そうなるので怖かった。

クラス全員で見ているので放置ということはなく、すぐ止められていたのだが…

「助けて…」と口から弱々しく漏れることもあった。

(一度だけ俺と目があったのだが、掛け値なしに生きてる人間の目ではないと感じた)

国語の時間、英語の時間、社会の時間、関係なくそれはおこった。

やはりその間のA記憶は無いと言うことだった。

947 :946:03/01/25 21:23

ある音楽の時間に、Aと同じ列に座っていた女の子数人がそろって突然悲鳴を上げた。

聞くと、「首の後ろに冷たいものが通った」と口をそろえて言う。

クラスみんなが、まさか…と思ってAの方を見た。

Aは突然立ちあがり、「旧校舎に行く」と言って教室を出ようとした。

音楽の先生はおばあちゃんだったので、男子生徒数人が無理やり止めた。

が、ものすごい力だった。制服が脱げそうになるくらい無理やり引っ張って、やっと止めたという感じだった。

そんなことがあってからAはしばらく学校を休んでいた。俺達生徒は興味津々。

先生に「Aはいまどうしてるの?」「旧校舎で首吊りがあったってマジ?」と質問しまくった。

Aは数日後に無事登校してきた。お払いをしてもらったそうだった。

音楽室の件に関しても、何一つ覚えていなかったらしい。

そして、これ以降事件が起こることはなかった。

先生は「旧校舎では何も起こらなかった」と後日言っていた。

948 :946:03/01/25 21:25

※ずっとあとに聞いた話だと、Aには狐がついていたということだった。

※その後、しばらくは旧校舎に探検に行く男子生徒が絶えなかった。俺もその一人だけど(´・ω・`)

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