660 :現職(陸自):03/02/11 22:14
私は高知県出身なのですが、
高校生の頃、四国一周めぐりをしようと友人達とバイクでツーリングに出掛けました。
原付しかもっていない私達は、なかなか距離が伸びず、仕方なく近くの無人駅で野宿をする事にしました。
愛媛県の伊予土居駅というのが近くにあるというのが分かり、
当てずっぽうに田んぼのあぜ道を右往左往しながら向かいました。
途中、先頭を走る者が足を滑らして田んぼに単車ごと倒れてしまいました。
後に続く私達も急ブレーキでバランスを崩して同じく田んぼの中へ・・・ドロんこになりました。
やっとの思いで到着し、すぐに就寝。
朝、始発の列車に起こされ、乗客からの好奇の目に晒されながら、朝もやのなかを松山市にむけ出発しました。
出発して、すぐ、「あ、家に無事の連絡をいれておこう」と思い立ち、公衆電話から自宅に電話をしました。
数回のコールの後、母が電話口に出ました。
自分「あ、おかあちゃん。今、愛媛の伊予土居ってところ。みんな無事やき」
母『あんた、ほんまに大丈夫かね?おかあさん、変な夢見たぞね・・・』
自分「はぁ?何?」
母『あんたらみんな土の中に首まで埋まって、助けてくれー言いよった・・・』
自分「・・・・・・・・・」
私は思わず、受話器を落としそうになりました。
コメント