百物語 『妹と帰宅中』 - 洒落怖本舗

百物語 『妹と帰宅中』

スポンサーリンク
スポンサーリンク

242 :昔のはなし:2000/06/26(月) 01:10
高1の時ブラスバンドに入っていた俺は、妹を連れて河川敷で練習してました。
11時くらいになったので、さあ帰ろうと裏道をトボトボ妹と2人で帰っていると、以前不審火で燃えた車がありました。
人がいるなーと思いその車の方を見ると、後ろ向きの人影がありました。
あれ?と思っていると、その人影がこちらを向き、なんとそれは焼け爛れた人だったんです。
妹は見えないようですし、怖がらせるのはいけないと思い黙っていましたが、
その人影がこちらに近づいてきたので、あまりの怖さに妹の手を引いていそいで帰りました。

家についた時、俺としては気のせいかなーと思っていたのですが、
玄関に立つ俺と妹に対して母が「ちょっとそこに居とき」と、もくもくと塩を降りかけはじめたとき、
はじめて自分の見たものが本物だと確信しました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました