死ぬ程洒落にならない怖い話 『何かが走り回る』 - 洒落怖本舗

死ぬ程洒落にならない怖い話 『何かが走り回る』

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240 :本当にあった怖い名無し:2023/03/18(土) 07:57:43.79 ID:pMj2GCWN0.net

昔住んでいたマンションの話。

夜寝てるとたまに金縛りにあった。

しかも金縛りの間、寝てる私の周りを何かが走り回る

トタトタという足音、体の上にポスっと乗って来る感触、しかも顔も踏みつけていく肉球感。

完全に猫の大運動会であった。もちろん猫は飼っていない。

猫好きだった私は怖いながらも少し癒されていた。

怖いは怖いので目を開けられなかった。もし猫じゃない姿だったら怖すぎるので。

ある日、ひとしきり大運動会をした猫が私の枕元で丸くなる気配があった。

撫でたい。

そう思った私は金縛りで動かない体を無理矢理動かした。相当頑張った。欲が金縛りに勝った瞬間である。

手をなんとか枕元まで持っていき、猫の場所へ。

モッフゥと柔らかい毛並みの感触。暖かい体。

やはり猫だ。感触だけで可愛い。

しかしやはり怖いので目は開けられない。でも可愛い。怖可愛い。

しばらくモフモフしてると消えてしまった。と同時に体は楽になった。

引っ越してからは金縛りにあってない。

今でも大運動会しているんだろうか。

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