260 :本当にあった怖い名無し:2005/05/08(日) 09:19:25 ID:I0jdTNNg0
折角なので、弘法大師にまつわる、珍しい後味悪い話をひとつ。
広島県因島『いんのしま』の伝説『さば大師』。
暑い夏の日、魚をかついだ魚屋が威勢よく通りを歩いていた。
オケの中は新鮮なサバがいっぱい。
さあ稼ぎまくるぞ、と魚屋は張り切っていた。
と、ボロボロの袈裟をきたみすぼらしく汚い僧が寄ってきて、
「もう何日も食べていません。どうか魚を一匹、分けてくださらぬか」と、かぼそい声で頼みこむ。
魚屋は顔をしかめると、
「この魚は全部腐っていて食べられないよ」
とウソをつき、何も分けてやらずに走り去った。
ところが市場でオケのフタを開けてみると、何と、サバは本当に全て腐って、ウジがわいていた。
「しまった。あれはえらいお坊さまだったに違いない」
おびえた魚屋は謝ろうと引き返したが、もうどこにも僧の姿はなかった。
このお坊さまは、かの弘法大師さまだったと言われている。
この他に、海で大量で人々が浮かれてるところに、みすぼらしい僧が来て……というバージョンもあります。
分けてもらえなかったからって、人の生活のカテを腐らせなくても……
第一、坊さんのくせに魚ほしがっていいのか?
というのが、以前から疑問です。
263 :本当にあった怖い名無し:2005/05/08(日) 09:35:48 ID:8cYLDudQ0
>>260
弘法大師の話は全国にたくさんあるね。
『いろはにほへと』を作ったとか、えぇっあれも弘法大師の仕事だったの?ということがたくさん。(伝説も数多く含まれる)
全国に井戸をたくさん作っているし、(杖をトンと突くとそこから湧き水が・・・みたいな)
それから、弘法大師は美男子で、振り向いてもらえなかった女性が字冊を。(本当か?)
雨の少ない香川に、満濃池という弘法大師が作った大きなため池があるのだが、
それは弘法大師が何日も祈り続けている間、讃岐の人たちが池を掘って出来た奇跡の池だそうだ。
何年か前、雨の少なかった夏、満濃池が干上がって池の岸から殺人事件の死体が発見された時、
弘法大師の霊が雨を降らせなくて死体を発見させたという噂だった。
今も伝説は続いている。
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