死ぬ程洒落にならない怖い話 『古書の表紙』 - 洒落怖本舗

死ぬ程洒落にならない怖い話 『古書の表紙』

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62 :本当にあった怖い名無し:2005/04/14(木) 23:24:12 ID:Lfo08/ES0
俺の叔父さんの話。

叔父さんは古書集めが趣味で、暇さえあると古本屋巡りに出かけていた。
とある古本屋で叔父さんは、
アメリカ人がインディアンと戦ったときの記録を、当時のアメリカ人が日記風に記した古書を見つけた。
オリジナルではなく複製だったけど、その当時の年代に複製されたのは間違いないらしくて、
叔父さんは大枚はたいてそれを買った。
叔父さんは、その本を自分の部屋の書斎に大事にしまっておいた。

その日以来、なんとも寝付けない日が続いたと言う。
仕事から帰ってきて自分の部屋に入ると、すでに空気が重く、悪夢もほぼ毎日見たと言う。
そんな日が数ヶ月続いて、別段体調は悪くないので、部屋に何かあるんじゃないかと叔父さんは思い、
知り合いの霊感が強い占い師に、家に来てもらった。

占い師(おばさん)は部屋に入るなり、
「アンタ、何てもん置いてるの!!」と凄い剣幕で怒鳴ったと言う。
その目線の先には書斎。
つかつかと震える足取りで、占い師は書斎のガラス戸を開け、
例のインディアンとの戦いを記した古書を手に取り、こう言った。
「これ人間の皮膚よ!!皮で作ってるのよ!!表紙!!」

その日のうちに、その本は近所のお寺に預け、供養してもらったと言う。
それ以来、部屋の異様な空気も消え、悪夢も止んだと言う。
叔父さんは、話の最後に最後に俺にこう言った。
「叔父さんが買ったの(1巻)だし、あの本の続き、まだ古本屋に4冊あるんだよなぁ・・・」
都内の古本屋、とだけ記しておく。

64 :62:2005/04/14(木) 23:28:40 ID:Lfo08/ES0
あ、書き忘れた。
その他にも『持っておくとあまり良くない本』が書斎に数冊あったらしく、
それは占い師のおばさんに引き取ってもらったそうです。

93 :本当にあった怖い名無し:2005/04/15(金) 09:57:58 ID:gZoqgoH00
>>62
アメリカでも、インディアンとの激戦があった地域に住んでる白人の家には、
いまだにインディアンの頭蓋骨とか飾ってあったりするよ。
曾爺さん世代の戦利品なのか知らないけど、頭蓋骨に穴開けて羽根を飾ったの見たよ。
知り合いの白人の家に遊びに行った時、リビングの暖炉の上にさり気無くおいてあった。
フェイクだろうと思って聞いたら、
「ああ、それ、おじいちゃんが若い頃、庭の手入れをしてたら出てきたらしくて、
 そのままじゃ面白味がないからって、自分でデコレーションしたのよ」
とか言ってた。

皮製品は聞いたことないけど、本を自作した白人もいると思う。

コメント

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